税務調査の受け方
(1) 調査官の身分証明等の確認
調査官が訪問してきたら、まず身分証明書・質問検査章の提示が行われ
る。氏名、所属(部門名、部門番号)、生年月日を確認する。
(2) 書類は必要なもののみを提示
要請のあったもののみについて書類を提示する。他のものと一緒に綴じ
てあるものは、必ずはずして提示する。
(3) 調査資料のコピー
調査必要資料のコピーについては、別にもう1枚とっておく。
(4) 不当な要求にはきちんと抗議する
強制捜査ではないので、「机の引き出し」「棚の中」「金庫の中」や理由
なく「個人の通帳」「個人の家屋」を見せろと言われても見せない。
会社の機密事項、役員・従業員のプライバシーの侵害に当たるものの提示
コピー等は断る。
(5) 不明な点は後日の回答とする
指摘された問題点について即答できない場合には、あいまいな返事をする
のではなく、確認のうえ後日回答する旨を伝える。
(6) 終了前に問題点を相互確認する
調査終了前に、その日即答できなかった部分・主張見解が対立した部分を
確認する。何も問題がなかった場合、終了の正式回答がいつ頃になるのか
確認をとる。
(7) 雑談は慎重に
しゃべりすぎは禁物。調査官は雑談の中に調査の着眼点を探しているた
め、一見「無関係」と思われる質問にも注意する。
(8) 対応の足並みを揃える
何に対してはどこまで答えればいいのかを、調査に出席する人全員で打合
せておく。聞かれたことに誰かが独断で答えないよう、役割分担をしっか
りする。